シュツットガルトに木組みの建物が並ぶエスリンゲンという綺麗な街があります。
この記事ではこのエスリンゲンについて紹介していきます。
南ドイツの観光地にロマンティック街道にあるローテンブルクに似ているエスリンゲンという美しい街があります。
エスリンゲンはどんな街なの?
エスリンゲンの正式名称はエスリンゲン・アム・ネッカー(Esslingen am Necker)といい、ヴュルテンベルク州を流れるネッカー川の川沿いにある1000年以上の歴史を持つ街になります。
旧市街に行くと歴史のある建物や木組みの建物がたくさんあり、中世の雰囲気を味わうことができる街なので、シュツットガルトを訪れる方は観光に行ってみて下さい。
エスリンゲンの場所
場所はシュツットガルトの南東に位置していて、シュツットガルト中央駅から電車で約15分で行くことができます。
近いので、シュツットガルト中央駅と合わせて観光するといいと思います。
エスリンゲン街の見どころ
- プリーエンザオ塔
- エスリンゲン旧市庁舎/新市庁舎
- 聖母教会
- 聖デイオニス教会
- エスリンゲン城塞(見晴らし台)
プリーエンザオ塔
エスリンゲンの駅を降りるとホームから見える建物で街の入り口に建てられている塔になります。
エスリンゲンはヴュルテンベルク公から何度となく侵攻にあったため、ネッカー河沿いに防壁を築いて、その橋に監視塔を3つ建てました。
そして、その3つの塔のうち、唯一残っている塔がこのプリーエンザオ塔になります。
この塔の反対側が旧市街になるので、駅に着いたら最初に塔を見てから旧市街に行くといいでしょう。
エスリンゲン旧市庁舎/新市庁舎
左の写真が旧市庁舎、右の写真が新市庁舎の写真になります。
旧市街に入り進んでいくと、ラートハウス広場に着き、その広場の中心には旧市庁舎があります。
15世紀に建設された建物で、ルネサンス様式のファザードが美しく、街の象徴ともいえる建物になります。
旧市庁舎の正面には天文時計があり、8時、12時、15時、18時になると、からくり時計が動き出して、24の鐘による演奏が辺り一帯に流れます。
そして、旧市庁舎の向かいには新市庁舎があります。
エスリンゲンは18世紀に大規模な火災があり、その焼け跡に新しく建設されたバロック様式の建物が新市庁舎になります。
この周辺には色とりどりの建物があるので、とても綺麗で中世の雰囲気を存分に味わうことができます。
聖母教会
エスリンゲンから旧市街を進んでいったところにマルクト広場があり、そこから立派な聖母教会を見ることができます。
この教会は14世紀から約200年の歳月をかけて作られた教会でエスリンゲンの街の中では比較的、新しい教会になりますが、ゴシック様式のホール型教会としてはドイツ南西部では最古の教会となります。
そして、この広場では市場が開かれており、野菜、果物、チーズ、ワインなど様々なものが売られており、たくさんの人が買い物を楽しんでいました。
長期滞在する方はここで食材を購入してもいいかもしれません。
聖デイオニス教会
聖デイオニス教会は普通の教会とは異なり、2本の塔が並んでいて、その間を回廊でつなげている珍しい建築物になります。
2本の塔は8世紀と9世紀に別々に建てられた教会を14世紀頃に回廊が作られました。
この教会はマルクト広場の入り口にあるので、マルクト広場から見ることができますよ。
エスリンゲン城塞(見晴らし台)
ちょっと分かりづらいですが、聖母教会の横の道を進んでいくと、階段があります。
その階段を上っていくと、上の方は城塞となっており、そこからはエスリンゲンの街全体を見ることができるので、是非、行ってみて下さい。
階段は結構、急な石造りの階段が続き、314段(数えてみました)あるので、体力に自信のない方は休みながら登ってくださいね。
エスリンゲンの街は下から見ると気が付きませんでしたが、上から見るとオレンジ色の屋根がたくさんあり、ヨーロッパの雰囲気を一望することができます。
また、山の斜面にはワインを酒造するためのブドウ畑が広がっているのが見え、とても、綺麗でした。
ロマンティック街道のローテンブルクにも行きましたが、街の雰囲気は同じ感じになっていて、綺麗な街並みとなっています。
写真では紹介しきれませんでしたが、他にも観光スポットはたくさんあるので、訪れてみて下さいね。