今回は実際に食べたドイツ料理について紹介したいと思います。
どの料理もボリューム満点でお腹いっぱい食べることができます。
この記事を参考に食べたいものを決めてみて下さい。
ドイツ料理と言えば、ソーセージとビールを思い浮かべる方が多いと思います。
ソーセージにも種類があり、地方により名物が異なってきます。
また、ソーセージだけでなく、肉料理やドイツで食されるパスタ料理などもありますので、順番に紹介していきたいと思います。
ソーセージ
ドイツの食の代名詞といえば、ソーセージですよね。
ドイツ人のソーセージ消費量は多く、1人当たり年間平均約30kgのソーセージを食べています。
種類も豊富で1500種類近くのものがあり、スーパーやお肉屋さんに行くと、何種類ものソーセージが販売されており、自動販売機でも売っているのを見ました。
ここでは2種類のソーセージを紹介します。
ヴァイスヴルスト
ヴァイスヴルストは南ドイツのバイエルン州ミュンヘンの名物で、仔牛の肉にレモンやハーブで味付けした白いソーセージになります。
このソーセージは皮をむいてから食べるソーセージになるので、スープにつかっているソーセージをお皿に取って、ナイフとフォークを使って皮をむいてください。
ズーサーゼンフという甘いマスタードをつけて食べると美味しく頂くことができます。
このソーセージは防腐剤が使われおらず、傷みやすいため、午前中に食べることが多く、ボリュームの多いドイツ料理の中では、かなりあっさりしていて朝ごはんに食べるのに適したソーセージになります。
ミュンヘンのホテルでは朝食に出てくることもありますね。
ニュルンベルガー
このソーセージはバイエルン州ニュルンベルクの名物であり、マジョラム(ハーブ)の香りのする小さな焼きソーセージになります。
ニュルンベルガーは2003年にEUの原産地名所保護制度に指定され、ニュルンベルクで生産されたもののみがにゅるんベルガーとして名乗ることができます。
伝統的にブナの木で焼かれていて、西洋わさびでいただくのが定番となっています。
大きさは長さ約8センチくらいの小さなソーセージなので何本でもたくさん食べることができ、ビールのつまみに最適ですね。
シュニッツェル
シュニッツェルは仔牛肉をミートハンマーで叩いて薄く伸ばしたものに細かいパン粉をつけて揚げ焼きしたもので、日本の豚カツに似た食べ物になります。
ドイツでは国民食として食べられていますが、シュニッツェルはドイツだけでなく、オーストラリア、オランダ、西アジア圏でも食べられている料理になります。
薄く伸ばしているので厚さはありませんが、大きさはかなり大きいので、一人で食べるとお腹いっぱいになりますね。
レモンを絞って食べるとさっぱりして、食べやすいですよ。
付け合わせにはベイクドポテト、マッシュポテト、フライドポテト等がついてくるのが定番です。
シュバイネハクセ
シュバイネハクセはドイツに行ったら食べて欲しい料理の1つでローストした豚のすね肉になります。
まさに漫画の中に出てくるような骨付き肉で見た目のインパクト大で、インスタ映えする料理になります。
見た目だけでなく、味も美味しいのでドイツに行く方は是非、食べて下さい。
ただ、注意してほしいのは、この料理は大きいため、一人で注文するのではなく、シェアして食べるようにしてください。
豚のすね肉から作られるドイツ料理には塩漬けにしてから茹でて作られるアイスバインという料理もありますが、個人的にはローストして皮がパリパリになったシュバイネハクセの方が好きで、先日、ドイツに行った時も食べてきました。
リンゼン ウント シュペッツレ
リンゼン ウント シュペッツレはレンズ豆煮込み料理とドイツ風パスタの料理になります。
リンゼンがレンズ豆、シュペッツレがパスタのことです。
そして、シュペッツレは柔らかい卵麺の一種のことで、その面にレンズ豆の煮込みをからめて食べる料理になります。
フランクフルト風ソーセージとベーコンが付け合わせについているものもあります。
味はかなり大味ですが、肉料理に飽きた方は、シュペッツレを食べてみるのもいいかもしれまん。
レバーケーゼ
レバーケーゼはひき肉と玉ねぎをみじん切りにした物にスパイスを加えて長方形の方に入れて蒸し焼きにした南ドイツで食される料理になります。
バイエルン地方やシュツットガルト地方なのではレバーを混ぜることもあります。
ドイツ版ミートローフともいわれていますが、ミートローフよりはかための仕上がりになっていますが、日本人にも食べやすい味になっています。
機会がある方は食べてみて下さい。
ザワークラウト
ザワークラウトはキャベツの漬物のことで、メインの付け合わせに出てくることが多い料理になります。
酢っぱい味のするキャベツになりますが、この酸味はお酢を加えたものではなく、発行時に乳酸菌から出る酸味となります。
そして、健康面でもとても良い食品で、乳酸菌パワーとキャベツの栄養(食物繊維やビタミンC)を摂ることができます。
お肉の多いドイツ料理ですが、この酸っぱいキャベツは箸休めに丁度良く、口の中をリセットしてくれますので、一緒に注文したい料理になります。
意外と癖になって、美味しく感じますよ。
プレッツェル
ドイツに行ったら軽食に食べたくなるのがプレッツェルになります。
プレッツェルはドイツの焼き菓子パンで独特の網目になっているのが特徴になります。
菓子パンと言っても基本的には甘くないパンになりますが、味を出すために塩がまぶしてあったり、チーズや甘いものが練りこまれているものもあります。
また、プレッツェルには硬さの違うものがあったり、スナックになっていたりと、主食として食べられるだけでなく、おやつやおつまみとしても食されたりされており、ドイツの中では手軽に食べられるポピュラーな食品の一つになっています。
そして、ドイツではビールを飲むときに一緒に食べる習慣があるため、オクトーバーフェストなどのビールの祭典の時は定番のつまみとなっています。
ビール
ドイツと言えば、ビール大国として有名です。
ドイツビールの特徴は製法にこだわっていることで、世界最古の食品に関する法律であるビール純粋令というものがあります。
麦芽、ホップ、水、酵母のみを原料とするなどの製法に関する法律があり、現在でも守られています。
それでは、ビールにはどのような種類があるのでしょうか??
ドイツには醸造所も多く、5000を超える銘柄が存在すると言われています。
そして、種類はヴァイツェン、ピルスナーが主流ですが、各地方で製造されているものもあり、ケルシュ(ケルン地方)、アルト(デュッセルドルフ)、ドルトムンダー(ドルトムント)が代表的なビールになります。
個人的にはヴァイツェンが好きでよく飲んでいました。
ドイツビール①:ヴァイツェン
ヴァイツェンは南ドイツ地方で造られるドイツの伝統的な白ビールで、14世紀ころから飲まれているビールになります。
大麦麦芽と小麦麦芽を主原料としており、ヴァイツェン酵母のバナナ香のフルーティな香りを持ち、苦みが少ないのが特徴となります。
苦みが苦手な方も飲みやすいビールになっているので、是非、飲んでみて下さい。
ドイツビール②:ピルスナー
ピルスナーは19世紀にチェコのピルゼンで製造されたピルスナーウルケルが発端となっており、現在、世界中で最も飲まれているビールとなります。
日本のビールも99%がピルスナーに分類されていて、ドイツでも全国の60%の売り上げを占めているポピュラーなビールとなります。
キレのあるのどこしとポップの苦みが特徴となり、日本のビールと似ています。
是非、日本ビールと飲み比べてみて下さい。
ドイツ料理には見た目のインパクトのあるものが多かったと思います。
日本の繊細な味とは少し違いますが、ダイナミックな味がまた、癖になります。
ドイツに行った際はここに掲載した料理を是非、食べてみて下さい。
どの料理もシェアしながら食べた方がいいですよ。
それでは、また!