今日は海外の方と付き合う時に皆さんがよく口にする文化について、記事を書いていきたいと思います。
皆さんはよく海外と日本とでは文化が違うという言葉をよく耳にすると思いますが、
文化の違いという意味を理解して使用していますでしょうか?
この記事では、海外の方々と付き合う上で重要になってくる文化について知っていることを共有したいと思います。
また、文化を語るうえで、ステレオタイプという言葉あるので、その言葉の意味についてもあわせて説明していきたいと思います。
異国の文化という意味に興味がある方は是非、この記事を読んでみて下さい。
文化について
皆さんは日常生活の中で文化という言葉をよく耳にすると思います。
学校では文化祭というお祭りがあり、祝日にも文化の日というものがあります。
また、文化の違いという言葉もよく耳にするでしょう。
皆さんは文化とは何だと思いますか?
あまり、文化について深く考えたことがある方は少ないと思います。
それでは、文化について考えていきましょう。
文化の構成要素には主に3つのことがあります。
文化の構成要素
- 考え方
- 感情
- 行動
これらのことから文化が生まれます。
そして、文化とは社会を構成する人々から成り立つ集団的な考え方のプログラムであり、それぞれの集団には個別の考え方があり、その考え方、感情、行動がグループ内で共有されることを言います。
この文化には大小や優劣はなく、様々なグループの中で行動する指針となります。
様々なグループとは国家、国民、社会、組織、チーム、家族などがあります。
次に文化とはどういうものがあるのか見ていきましょう。
意識して目に見える文化
目に見える文化とはどのようなものがあるのでしょうか?
皆さんが文化の違いという言葉を使用するときは、だいたいこの意識して目に見える文化のことを指しているでしょう。
目に見える文化
- 料理
- 服装
- 言語
- マナー
食材、調理方法、使用する食器、マナーなどのことが料理に関する文化であり、日本では和食が食文化となっています。
そして、服装に関しても日本では和服、その他の国でも独特な民族衣装があったりします。
言語も国によって母国語が異なりますよね。
このようなこと全てが目に見える文化であり、コミュニケーションの1つとなっています。
無意識で目に見えない文化
それでは、無意識で目に見えない文化とはどのようなものがあるのでしょうか?
目に見えない文化
- 考え方
- 男女の役割
- 宗教観
- 価値観
- 時間に対する概念
- 法体系
皆さん、少し考えてみて下さい。
男性/女性の生活の中での役割が国によって違ったり、宗教観や価値観など物のとらえ方がグループによって異なっていたりと様々な違いがあります。
また、ゆっくり時間が流れている民族があったり、日本のように分刻みで時間管理をしている国があったりと時間に対する考え方も色々です。
こういったこと全てが文化であり、この文化には優劣がなく、国やグループといった集団そのものの考え方の行動指針となります。
いかがですか?
文化には目に見える文化と目に見えない文化があります。
違いを理解したうえで外国の方々と付き合うと、お互いのことを尊重することができ、いい関係を気づくことができるでしょう。
次にステレオタイプについて説明していきます。
ステレオタイプ
ステレオタイプという言葉を聞いたことがありますか?
あまり聞きなれない言葉だと思います。
ステレオタイプとは人ぞれぞれが持っている先入観や思い込み、認識の違いや固定観念といった概念を指す用語になります。
異国の方と付き合う時、文化を知ることは一定の理解を得るうえでは有益な情報となります。
しかし、この文化を極端に一般化して考えてしまうと、それがステレオタイプとなる危険性を持っています。
文化や国民性を知ることは大事なことになりますが、極端にあてはめすぎると個人の考え方の違いを無視することにつながるので注意してください。
それでは、ステレオタイプの例を見ていきましょう。
事実 | 主観 | 客観 | |
日本人 | Noを言わない | 曖昧な国民性 | ハイコンテキスト型コミュニケーション |
長時間労働 | 仕事好き | 時間の使い方の概念の違い | |
アメリカ人 | 考え方が直線的 | 単純な考えを持つ国民性 | ローコンテキスト型コミュニケーション |
転職が多い | 忍耐が足りない | キャリア形成の考え方の違い |
主観的に見た場合と客観的に見た場合で、事実から感じることが異なるケースが多く発生します。
日本人は働きすぎで外国人は働かないと言われることが時々あると思いますが、これも人生の中での時間の使い方の概念が異なるためで、どちらもその国民性にあった考え方になります。
また、日本人は終身雇用が一般的ですが、アメリカなどの異国では職業を変えることが当たりまえになっています。
これも主観的にみると忍耐が足りないため仕事を変えるといったように逃げ出すように捉えることもできますが、客観的に考えるとキャリア形成の考え方の違いでステップアップのために職業を変えるとも捉えることができます。
このように、国やグループそれぞれに文化があるので、ステレオタイプのことを頭に入れて行動するようにしましょう。
海外の職場で働いた時に感じたこと
実際にスペインやドイツの職場で共同開発している仲間たちと働いた時のことですが、最後まで職場に残っているのはだいたい、出張で日本から赴いている日本人でした。
17時を過ぎると、少しずつ現地の方々は帰宅の準備をして、20時くらいにはもうほとんど人がいなくなります。
これも国民性になります。
この時に感じたことがあります。
それは、日本人のように夜遅くまで働くことが少ない国民が多い国でも、しっかりと国としての生産力はあり、成り立っているということです。
これを考えた時に、働き方の違いも文化の違いの1つだと感じました。
ここにもステレオタイプの危険性があり、国民性を理解しないで行動してしまうと、何故、日本人だけが働かなければならないのかと、マイナスの考え方になってしまいます。
文化とステレオタイプのことを念頭に入れ、現地の方と付き合うことで、自分の考え方も変わり、日本人が苦手で現地の方が得意だと思うところを探すようになりました。
そうすることで、気持ちが楽になり、今でも現地の方と付き合いがあります。
海外の方と付き合う時に各国の文化を意識することで、良い関係性を気づくことができます。
この記事で学んだことを是非、頭に入れて、海外の方とコミュニケーションをとってください。
これで、この記事を終わりにします。