皆さんはどんなペグを使用していますか?
色々な場所にキャンプに行く方はペグの種類を理解して必要なペグを準備しましょう。
この記事を見て勉強してくださいね。
まず、ペグの種類について説明する前に
ペグの用途って何なの?
について、説明したいと思います。
ペグとはテントやタープについているロープを地面に固定して、設営したテントやタープが動かなくなるようにするための杭になります。
風が強いと設営したものが飛んで行ってしまうので、しっかりと打ち込むことが重要になります。
そのためには、ペグの種類と使い方を理解する必要があるので、環境に合わせたペグを選ぶようにしましょう。
それでは、ペグの種類について説明していきます。
ペグの種類
ペグは様々な形状があり、その形状により呼び名や適したシーンが異なります。
どのようなシーンに最適なのか見て行きましょう。
ペグの種類
- ピンペグ
- ネイルペグ
- プラペグ
- U字・V字ペグ・X字・Y字ペグ
- 鍛造ペグ
ここに記載した5種類のペグが主流となります。
それぞれ、どのようなシーンに適しているのでしょうか?
種類①:ピンペグ
ピンペグはテントやタープを購入した時に付属品として付いているペグになります。
ヘッド部がフック型のよく見る形状をしていて、鉄製で出来ているものが多いペグになります。
柔らかい地面で使用するのに向いていて芝生などペグが刺さりやすい場面で使用するペグになるので、色々なシーンでキャンプをする方は付属品だけでなく、もう1セットペグを購入しておきましょう。
そして、付属品のペグは曲がったり使い物にならなくなった時の予備として持っているといいでしょう。
種類②:ネイルペグ
ネイルペグは1本の棒状の形状になっていて、ペグの先端に衝撃が伝わりやすいように作られています。
ヘッド部はカギ型になっていてロープを引っかけて使用します。
衝撃がダイレクトに先端に伝わるので、硬い地面に最適でコンクリートも貫通できるものがあります。
ただ、ヘッド部がプラスチックなどで出来ているものは打ち込む際にヘッド部が壊れてしまうこともあるので注意しましょう。
また、硬い地面が得意ですが、その反面、砂地などの柔らかい地面は抜けやすく不向きになります。
種類③:プラペグ
プラペグはその名の通りプラスチック製のペグになり、T字型の形状をしています。
そのため、海などの砂浜で使用するのに適しており、硬い地面で使用すると壊れてしまうので砂地以外では使用しないようにしましょう。
また、プラスチックでできているため安価に購入することができますが、強度には弱くスチール製のハンマーで打ち込もうとすると簡単に壊れてしまうので、使用する時はプラスチック製のハンマーが必要になります。
種類④:U字・V字・X字・Y字ペグ
U字・V字・X字・Y字ペグは形状がそれぞれU、V、X、Yの形になっているペグであり、ジュラルミン製やアルミ製のものが主流になっています。
そして、U字・V字のペグは主に柔らかい地面に適しているため、プラペグ同様に砂浜などでの使用に適しており、重ねて収納できるためコンパクトにできるのが特徴になります。
このペグは強度が無いため、ハンマーの力加減や打ち込む角度を間違えると曲がりやすいので注意して使用するようにしましょう。
そして、X字・Y字ペグは、U字・V字ペグと比べると多少強度が増すため、芝生や石交じりの地面などでも使用できます。
また、接地面積が広く抜けやすくなっているため、初心者が扱いやすいペグとなっています。
どちらのペグも軽量なペグとなっているため、持ち運びがメインとなる登山者などが使用するケースが多いのが特徴になります。
種類⑤:鍛造ペグ
鍛造ペグはとても強度の高いペグとなっており、ヘッド部に引っかける穴が付いているものが多くスチール製ものが主流となっています。
ネイルペグ同様に表面積の少ない構造となっているため、柔らかい地面だと抜けやすいが、逆に強度が高いため硬い地面や砂利まじりの地面で威力を発揮します。
ただ、このペグは重量があるので、車でキャンプに行く方は問題ないですが、登山キャンプなどに行く方には適さないペグとなっています。
また、1本の価格が高いので初心者の方はまず他のペグを使用してみて、硬い地面でペグを打ち込むことが難しい場面が頻繁に起きる場合に追加で購入するといいでしょう。
ペグの素材
ペグの種類でもある程度紹介しましたが、ペグは形状だけでなく素材によっても特徴があります。
次は素材による違いを見て行きましょう。
ペグの素材
- 鍛造(たんぞう)
- ジュラルミン/アルミ
- チタン
- ステンレス
- プラスチック
ここに記載した5種類の素材がペグの素材の主流となります。
ペグ種類で説明した内容と重複するものがあるので表の形でまとめてみました。
素材 | 特徴 |
---|---|
鍛造 | ・強度が高く硬い地面に適している ・重量が重い ・価格が高い |
ジュラルミン アルミ |
・強度があまりないため形状で強度をカバー ・軽量なため持ち運びしやすい ・形状により柔らかい地面と硬い地面の両方に対応 |
チタン | ・強度が高く硬い地面に適している ・重量が軽い ・価格が高い ・錆に強い |
ステンレス | ・強度が高く硬い地面に適している ・重量が重い ・価格が高い ・錆び強い |
プラスチック | ・強度が低く柔らかい地面に適している ・重量が軽い ・価格が安い |
このようにペグの素材により特徴が変わりますので、ペグを購入するときは形状だけでなく素材が何でできているのか確認して下さい。
その中で、強度、使用シーン、重量を考えて適切なものを選んでください。
ペグの種類でも書きましたが、初心者はX字・Y字のジュラルミンもしくはアルミで出来ているものを選ぶといいと思います。
ペグの種類と使用シーンについて理解できましたか?
ペグはテントやタープを支える重要なアイテムになるので、
適したものを選べるように、この記事を参考に選んでくださいね。