皆さんはキャンプに行く時どのような格好で出かけていますか?
この記事ではキャンプで適切な格好について説明したいと思います。
出かける前に読んでみて下さい。
当たり前ですが、キャンプの服装は季節ごとに異なります。
キャンプ初心者の方は間違った服装で行くまたは準備する方が多いため、旅先で「やってしまった・・・」とならないように、この記事を読んで服装の準備をしてください。
実は我が家でもキャンプ始めたばかりの時は同じ経験をしています。
それではどのような服装が適切なのか見ていきましょう。
キャンプの服装はどんな服装が適切?
まず、服を選ぶ時に最初に調べることは気温ですよね。
適切な服装は季節だけでなく、山の標高によって気温が変わるため、行先によって準備する服を変える必要が出てきます。
標高でどのくらい温度が変わるの?
標高100m変わると温度が約0.6℃変わるとされています。
そのため、1000mを超えるキャンプ場で過ごす方は平地との温暖差が肌で感じられるでしょう。
キャンプは春夏秋冬で楽しむことができますが、最初は夏キャンプをする方が多いと思います。
1500mくらいのキャンプ場であれば、日中の気温は25℃くらい、1000mくらいのキャンプ場であれば、日中の気温は30℃くらいになると思ってください。
この気温が夜になると一気に冷え込み、20℃を下回るキャンプ場もたくさんあります。
そのため、自分が行くキャンプ場の最高温度と最低温度は必ず調べて服装の準備をしていってください。
ただ、キャンプで服装を選ぶ基準は気温だけではありません。
次に気温以外で服選びに重要なポイントについて説明します。
キャンプの服装を選ぶ時に考えるポイント
キャンプ服の選び方のポイントは次の4つです。
- 紫外線対策
- 昼夜の温暖差による防寒
- 虫刺され防止
- 燃えにくい素材
実体験を踏まえて説明していきますね。
ポイント①:紫外線対策
キャンプでは標高の高い場所に出かけることが多いと思いますが、標高が高いと、もちろん紫外線も強くなります。
特に紫外線の強くなる時期は1年を通して、春~秋(5月くらい~9月くらい)になり、時間帯は10時~14時がピークとなります。
そのため、冬キャンプ以外に出かける方は、しっかりと紫外線対策をして行ってください。
紫外線対策に有効な服装
- UVカットされている長そで
- つば付きの帽子
長そでを着ることは直射日光から肌を守れるため、最も有効な対策になります。
夏キャンプの場合は厚手の長そでをきていると熱中症になることもあるので、薄着で簡単に脱いだり来たり出来るようなジャンパーなどを持って行くと便利です。
我が家の子供たちはUVカットパーカーを着て遊びまわっていました。
また、つば付きの帽子も顔を紫外線から守るのに有効です。
特にハットタイプの帽子を使用すると、360℃直射日光から肌を守ることができるので、首回りも紫外線防止することができます。
日差しの強い場所から帰った夜にお風呂で首がヒリヒリするなんてことありますよね。
これは、首回りが日差しを受けている証拠で紫外線から肌を守ることができていません。
キャップタイプでも良いですが、個人的にはハットタイプの帽子をおすすめします。
ポイント②:昼夜の温暖差による防寒
日中の服装は春夏秋冬の普段生活している服装に羽織るものがあればよいと思います。
冬は保温性の高い服が必要です。
そして、気をつけなければならないことが夜の服装になります。
冬キャンプに行く方は徹底防寒を準備する方が多いと思いますが、春夏秋も夜は防寒が必要です。
春(5月)、秋(10月)の長い連休の時にキャンプに行く方が多いと思いますが、標高が1000mいっていないキャンプ場でも5月や10月は夜の気温が0℃くらいまで下がります。
その時は寝袋だけでは寒かったため、暖房器具が必要になり、初めて春秋キャンプに行った時はオイルヒーターを受付で借りました。
夏キャンプ(8月)は夜の気温が15℃~20℃くらいまで下がるので熱帯夜で眠れないことはないですが、半袖しか持っていない方は寒くなるので、必ず長そでを持って行ってください。
ポイント③:虫刺され防止
虫がいる季節(主に夏)にキャンプに行く方は虫刺されに注意してください。
特に注意したい虫が蚊、ブヨ、アブになります。
蚊やブヨは痒みが持続的に続き、ブヨに関しては人によってはかなり腫れます。
また、アブは刺された時に痛みを感じ、その後、痛みと痒みを感じます。
そのため、服装はなるべく素肌の露出が少ない服を選んでください。
ズボンも夏だからといってハーフパンツで過ごすのではなく長ズボンをはき、色も虫が認識しやすい黒系ではなく、なるべく白系の服を着て行ってください。
我が家で起きた虫刺されの経験
今まで、家族で虫刺されによっ、ひどい症状になった経験は2回あります。
1.川遊びの時に虫よけスプレーを使わず露出のある服装で遊んだ
子供を連れながら、2日間にわたり昼間に川遊びを楽しみました。
昔から妻が蚊に刺されやすい体質で遊んでいる時は気が付きませんでしたがキャンプから帰宅して家で刺された個所を数えたら50ヵ所くらい刺されていました。
その後、寝る時も痒みで寝られず、かなりつらい思いをしていました。
2.虫よけスプレーはしていたが顔のケアをせずに遊んだ
虫よけスプレーは目に入ると痛くなるため腕や足に塗っていましたが、顔はノーケアで遊んでいました。
キャンプ場では全く症状も起きず、楽しく過ごしていましたが、帰宅後に娘の両目の瞼が腫れだし、目が開けられないくらい膨らみました。
本人は大丈夫と言っていましたが、見た目がひどく可哀そうでした。
上で書いたひどい経験から今は虫刺され防止をとても気を付けています。
虫刺され防止対策
- なるべく白系で露出の少ない服を選ぶ
- 虫よけスプレーだけでなく電池で動く蚊よけを使用
虫刺されでキャンプの楽しい経験が台無しにならないように気をつけましょうね。
ポイント④:燃えにくい素材
キャンプでは火を使用することが多くなります。
夜ご飯にバーベキューをやったり、焚き火をする時に火の粉が飛んできて、お気に入りの服に穴が開いたことはありませんか?
バーベキューが終わって子供たちを寝かしつけた後、焚き火をしながら夜の雰囲気を楽しんでいた時に火の粉が飛んできてスウェットが燃えたことがあります。
どのような素材の服が燃えにくいの?
難燃性の素材を使用している服を着ている方は問題ないと思いますが、持っていない方は燃えにくいとされているウールやコットンが使用されている服を選ぶといいでしょう。
また、キャンプでは服が汚れることもあるので、お気に入りの服ではなく、燃えにくく動きやすい服を選ぶといいでしょう。
ここまでは服装を選ぶポイントについて説明してきましたが、次はおすすめのコーディネートについて説明します。
春夏秋冬のキャンプコーディネート
春夏秋冬、季節により気温が異なりますが、アウトドアでは気温だけでなく服装を選ぶポイントがいくつかありましたね。
それではどのような服装がベストなのでしょう。
春の服装
春は日中は温かくなるため、シャツや薄手のトレーナーなどで過ごすことができますが、夕方になってくると気温が下がってくるため、薄手のダウンジャケットやダウンベストなどを準備して、温度の調整ができるようにしましょう。
夜の就寝時は普段、冬に来ているような厚めの温かいパジャマやスウェットを着て下さい。
かなり寒くなるので風邪をひかないように気を付けて下さい。
夏の服装
夏は日中は暑くなるため、速乾性のあるシャツを着るといいでしょう。
虫除けや紫外線対策になるので可能であれば、熱中症に気を付けながら通気性のある薄い長そでや長ズボンを着て下さい。
夜も涼しくなるので、半袖で寝るのは少し寒いため、就寝時は薄めの長そでを着るようにするといいでしょう。
秋の服装
秋は気温が低いため、ヒートテックと少し厚めのトレーナーなどを着るといいでしょう。
それでも夕方以降は寒くなるため、ダウンジャケットを準備して寒い時にすぐに着用できるようにしてください。
夜は春同様にかなり寒くなり、0℃近くまで下がるので、暖かいパジャマにフリースなどを着て寝るといいでしょう。
それでも寒い時は暖房器具を使って、テント内を暖かくしましょう。
冬の服装
冬は標高が高いとものすごく寒くなるので、寒さ対策を第一に考えて服装を選んでください。
下着も温かい素材のものを上下着用し、厚めの服にアウターを重ね着して寒さ対策をしましょう。
帽子にはニット帽も使用すると頭の寒さも同時に防げます。
また、夜は暖かい格好に暖かい寝袋、暖房器具を合わせて使用して寒くないようにしてください。
寒くて眠れない様にならないように注意して事前準備をして下さい。
説明したように注意した方がいいポイントがいくつかあるので、分からなかった方はもう一度、目を通してみて下さい。
実際に行ってから服装で後悔しないようにしてくださいね。
それでは、またね。